AI画像生成は思ったより難しい?Leonardo.Aiで感じたリアルな壁とコツ

AI画像生成の作業画面をイメージしたノートパソコンのクローズアップ。Leonardo.Aiでの試行錯誤を表現したイメージ。 シニア在宅ワーク実践記

AI画像生成ツール「Leonardo.Ai」を使えば、誰でも簡単に高品質な画像を作れる——最初はそう思っていました。しかし、実際に触ってみると想像以上に難しく、うまくいかないことの連続でした。この記事では、実際にLeonardo.Aiを使ってブログ用画像を作りながら感じたリアルな壁と、試行錯誤を通して見えてきたコツを紹介します。

最初は思ったより難しかったAI画像生成

Leonardo.Ai で作成したサンプル画像(パソコンで作業を行う女性)

最初に感じたのは、同じプロンプトでも毎回まったく違う画像が出てくることでした。

特に「人物の雰囲気」「明るさ」「全体のバランス」など、AIに思い通りのイメージを伝えるのは一筋縄ではいきませんでした。

明るい自然光をイメージしても暗めの室内になったり、表情が硬かったりと、理想のイメージに近づけるのがとても大変でした。

また人物を生成する場合は、「Japanese woman」と指定しても外国人のような顔立ちになることも多く、「日本人らしい柔らかさ」を出すのに苦戦しました。

AIの学習データの偏りもあり、こちらの意図を正確に理解させるには、言葉の選び方や順番が重要であることに気づきました。

また、指が不自然になったり、目の焦点が合っていなかったりといったAI特有のエラーにも悩まされました。

これらの修正を繰り返すうちに、「AI任せではなく、こちらが導く感覚」が大切だと実感しました。

失敗から学んだ具体的なポイント

試行錯誤の中で、多くの失敗を経験しました。その中から特に印象に残ったものを挙げてみます。

指示を長くしすぎると破綻する。
説明を詰め込みすぎるとAIが混乱して、全体が不自然な構図になる。

光の指定は具体的に。
「natural light」よりも「bright natural daylight」とするだけで印象が大きく変わる。

“Japanese”だけでは弱い。
「Japanese woman with natural makeup, dark brown hair」と具体的に書くと安定する。

Negative Promptを忘れない。
「cartoon」「text」「watermark」などを指定しておくと、失敗画像を大幅に減らせる。

このような細かい修正の積み重ねによって、ようやく「理想の雰囲気を安定して出せる」ようになってきました。

成功につながった3つのコツ

何度も失敗を繰り返していくうちに、次第に成功率が上がっていきました。

特に効果があったと思われるのは次の3つです。

プロンプトは短く・明確にする。
長文よりも、目的をはっきり伝える短文の方がAIは理解しやすい。

構図ルールを決めておく。
「人物は右端寄せ」「上品で自然光」「観葉植物+コーヒーカップ」など、自分の世界観に合う構図を固定するとブレがなくなる。

気に入った1枚をベースに再生成。
気に入った画像が生成された際は、その画像をベースとして細部を変えながら同じトーンで作ることで、統一感のあるシリーズを作れる。

AI生成は「試行錯誤の連続」ですが、ルール化すると安定してクオリティの高い画像を得られます。

完成した画像と活用方法

最終的に完成した画像は、ブログのアイキャッチ画像や記事内に掲載する画像、及びPIXTAへの登録画像として使用しています。

ブログでは、明るい自然光・清潔感のあるデスク・上品な女性モデルといった要素を組み合わせ、サイト全体の統一感も出せました。

特にLeonardo.Aiの発色の良さ、家具の質感、背景の柔らかさは他のツールより自然で、ブログにそのまま使っても違和感がありません。

今後はこの経験をもとに、自分専用の「安定生成プロンプト集」を整理していく予定です。

これから始める人へのアドバイス

これからAI画像生成を始める方に伝えたいのは、「最初から完璧を求めない」ということです。

AIはまだ完璧ではなく、こちらの意図を理解する精度にも限界があります。

だからこそ、少しずつ修正を重ねて“理想の一枚”に近づける過程を楽しむ気持ちが大切です。

また、Leonardo.Aiは設定が多い分、自由度が高いツールです。

自分の作風を見つけるには時間がかかるかもしれませんが、一度コツを掴めば、作品づくりがぐっと楽しくなりますよ。

まとめ

AI画像生成は、決して「ボタンを押せば完成」するような単純な作業ではありません。

しかし、試行錯誤を繰り返すうちに、自分の理想に近い画像が出来上がっていく過程には大きな達成感があります。

Leonardo.Aiを使いながら感じたのは、AIは人間の代わりではなく「創作を支えるパートナー」だということ。

少しずつ経験を積みながら、自分らしい表現をAIと一緒に育てていく・・・それこそが、これからの時代の在宅ワークにおける新しい可能性ではないでしょうか。

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